コータローの国会レポート57 一番有用な「身を切る改革」(大阪民主新報より転載)
2016年06月19日
コータローの国会レポート57
一番有用な「身を切る改革」
国会議員の仕事で最も重要なのは国会質問です。国会が始まると1日のほとんどを質問の準備に費やすことになりますが、国民の負託を受けた議員が国民の声を届けながら政府を追及し政治を動かす。これこそが野党としての最も重要な仕事です。
この3年間で122回の質問、討論などに立ちました。本当にうれしい限りです。
かつて不破哲三さんは、国会質問においてはテーマの設定、追及の角度、追及の材料が大事で、質問は一般論ではなく具体的に聞くことが重要だと語っています。
そして相手は反撃を必ずしてくるので、取り上げる問題に相手以上に精通してしまう必要があるとも強調しています。ですから共産党の議員は少ない質問時間であっても、その何倍も時間を費やして臨む必要があるのです。
この大事な質問権を台無しにする議員がいます。おおさか維新の足立氏です。
4月、質問時間のすべてを民進党や共産党への誹謗中傷に費やし、「アホ、バカ、どうしようもない」を繰り返し、その場で委員長に発言の議事録削除を命じられるという前代未聞の事態にまで発展しました。一連の発言には質問を通じて政府や行政のチェックを行うという議員としての自覚は微塵もありません。
こういう議員が一人でも国会からいなくなることが、国民にとって一番有用な「身を切る改革」です。
わたなべ結さんを国会に送って共産党の論戦力をさらに強化し、安倍暴走政治ストップする選挙にしましょう!(辰巳孝太郎 日本共産党参院議員 月1回掲載)