西日本豪雨 ため池防災全国的遅れ 要対策1399カ所 完了半数以下
西日本を中心とする豪雨で決壊した、ため池が19に上り、そのうち防災対策を重点的に進める「防災重点ため池」に選定されていたのは4カ所にとどまることが分かりました。17日の参院内閣委員会で、日本共産党の辰巳孝太郎議員に農林水産省が答えました。 辰巳氏は、「なぜ15カ所は選定されていなかったのか」と追及。農水省農村振興局の奥田透整備部長は、決壊の原因を分析する検討チームを新たにつくり、対策を打つと表明しました。 ため池の決壊をめぐっては、広島県福山市で、決壊して流れ出た土砂が民家を押しつぶし、3歳の女児が亡くなっています。東日本大震災でも8人の死者が出て、農水省が全国一斉点検を実施。全国約20万カ所…続きを読む