コータローの国会レポート㊼親としての願い新たに(大阪民主新報より転載)
2015年08月24日
コータローの国会レポート47
7月28日長男が誕生しました!
2年前長女が生まれた時は国会初質問を終えた直後でした。
今回は福島第一原子力発電所へ視察中に産まれましたので、今回も立ち会うことは残念ながらできませんでした。
夫がほとんど家にいない中、頑張ってくれた妻と、妊娠中や入院中に寂しい思いをしたであろう1歳9カ月の長女に感謝です。
さて戦後70年の節目の年に発表された「安倍談話」。
特に違和感を感じるのは、「私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」の一文です。
私は戦後生まれの一日本国民に、そもそもそのような「宿命」はないと思います。
留学中、韓国人の友人と戦争の歴史について話したこともありました。
しかし日本人である私に謝罪を求める人に、私は出会った事はありません。
むしろ彼らが求めているのは、日本人が最低限の歴史の事実を知ることです。
日清戦争も、談話が「多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけた」と決めつけた日露戦争も、朝鮮半島の権益をめぐってのものでした。
終戦までの間の半世紀、日本帝国主義に苦しめられた歴史をきちんと知ってほしいということです。
問われているのは、国際政治に携わる者が持つ過去の侵略戦争への当然の認識であり、それを踏まえた政治指導者としての謝罪です。
子ども達には歴史をしっかり学び、世界に恥ずかしくない大人に育ってほしい―親としての願いです。(辰巳孝太郎 日本共産党参院議員 月1回掲載)
(大阪民主新報、2015年8月23日付より)